■こんなものを入手してしまった。COLUMBUS SLX BMX COMPETITION TUBE。
COLUMBUS（←ブランド名ね）のSLX（←グレードね） BMX COMPETITION TUBE（←種別ね）……分かりやすくいうとCINELI のMX-1に使われた超高級BMX用フレームパイプ材の本物である。つまりはOLD SCHOOLなBMX用フレームパイプ。画像は2台分のフレーム材だ。こうして眺めるとただの鉄パイプ。しかしわたしは長年、これの実物が見てみたくて仕方なかったのでありました。だってこれが当時の最高峰というわけですよ。興味深いでしょう？
で、実際に手にとって眺めるCOLUMBUS SLXはその精度といい金属密度の感じなど「現代のものよりかなり上だな」なんて思いました。OLD SCHOOL BMXのすべてがCOLUMBUS チューブで作られているわけではないけれど、日ごろかかわる古いBMXのいくつかは「明らかに現代よりいい」と思えるフレーム材であると思えることがある。まあ､現代のものはどれも均質で同じ感じなんだけど、古いものはそうではない。メーカーや、そこで使われる材、スケルトン、必要粘度、硬さ、溶接方法なんかによって多種多様なものが存在するんだね。そういうものが相まった、一種の表現の様にも思えることがある。もちろんダメダメなものもある。4130が必ずしも偉いわけじゃない。そんなのただの記号だ。鉄パイプが見たいなんていうと、BONZもいよいよ変な領域に突入か？ なんて思えるかもしれない。けれど、このフレームパイプの素地を見て触ったことによって、日ごろ思えど直接触れることができない、とってもいろいろなことが分ったのですよ。
ところで、このOLD SCHOOL なフレームパイプの今後はどうしよう？ ちょっとフレームのカタチにしてみたい気持ちもあるけれど、OLD SCHOOL 屋がそんなことをやったら反則だからなあ。「OLD SCHOOL BMX」という名の新しい商品をでっち上げて売るなんて自分の首を絞めるようなもんだ。なんか使い道ないか？ 使い道のアイデア、募集します。
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