■何だか判らないけど「和」な眺めでしょう。古びて、キレイじゃなくて、少し歪んだりしている建物の一部分。けれどどこか、どうにも美しい。じつはこれ、毎日通る通勤路途中の公園にある水飲み場。赤く塗ってあるところが流しだね。人によってはつまらない、どうでもいい眺めかもしれない。だけどわたしはこんな情景を眺めるために自転車に乗っている。そう思うことがあるよ。もちろんどこかへ行くために、走って喜ぶための自転車はいい。けれどわたしは進む方向だけではない、視界の端っこの方に映る「何か」が楽しいことが多いな。それぞれ感じ入る眺めは異なれど、ロードバイクではなかなか遭遇することが出来ない、極上の眺めがそこにあると思うのだけど。どうかな？ そして古いBMXが走るテンポは世の中をおもしろくながめるには最良だよね。そこに何かが見えてくることがある。さて、きょうもちょっくら走ってこよ。
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