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Jun 15 2015

きょうの収穫(46). OLD BMX SPECIALITY,BONZ BROS.

■一昨昨日と一昨日、お客さんから「あなたの組んだBBは5年経っても少しも緩まない」と褒められた。かなり嬉しい。で、一方「このあいだの ”きょうの収穫(44)” はとってもおもしろかった(内容は消えてしまったけど)」と、たくさんの方に喜んでいただいた。とっても嬉しい。
 で、調子にのってというか興味本位というか。今日はこんなことをやってみたらこれがいろんな思うことが吹き飛んでしまうくらい素晴らしい。以下のものである。1 バラ球ベアリング。

 こいつを今日は、フリー・コースター・ブレーキ・ハブに組み込んでみたのだ。だって、フリー・コースター・ブレーキ・ハブって基本、回転のしかたが渋いでしょ? これ、ずーっと気になっていたんです。嫌なんです。回転が渋いって、つまり自転車をこぐのが重い。それはその仕組みの中で、いろいろなものが常にこすれ合って重さにつながっているわけで、そんなものを乗り手が負担するのはどうにも納得できません。コースターの回転が渋いだけで楽しさは半分以下になると思う。ということは、コースター・ハブの回転が軽快ならばその楽しさは今の倍になるよね。まあ、少なくともわたしはコースター・ハブの回転が重くて渋いのがとっても嫌なんです。普通のハブのように滑らかにスムースに、気持ちよく回転するコースター・ハブがあれば世界はもっとおもしろくなるよ。
 そんなわけでかねてから考えていた「2ヶ所(ベンディックスには3ヶ所のベアリング部分が存在します)はバラ球でいけるはず」という思いを実際に実験してみました。こんな感じ。2 で! これはいいよ!! あの重い回転のコースター・ブレーキ・ハブが嘘のように “シャーっ” と回る。もう、思わず「Splendid!!」と言いたくなるね。
 実験ははじめ全ヶ所をバラ球で組んでみたのだけれど、うまく回転せず、アーム側の一ヶ所だけとか、ドライブ側だけとかいろいろ組み替えて試してみた結果、アーム側はオリジナル通りのリテーナー・ベアリングで固定し、ドライブ側の二つのリテーナーはバラ球でいけることが判明した。
 つまりこんな感じ。3 最後のロック・ナット部分の調整がストックで組むより若干シビアで注意が必要だけれど、これでコースター・ブレーキ・ハブの重い回転とさよならできる。BONZが辿りついたこの結果は、全てのコースターブレーキ乗りに送る ”きょうの収穫” です。もちろんBONZでも作業ができますが、トライ&エラーで自分の手でやってみるのもいいのかも。自転車ってクルマやバイクと違って身体がすぐに感じるものだからねえ。その違いに感動しまっせ。



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