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Mar 28 2016

きょうの眺め(101). OLD BMX SPECIALITY, BONZ BROS.

konohazuku■「走るのは冬がいいなあ」なんていいながら春も走る。だって走りたいんだもの。冬はなんとなく意識の中に欲求のようなものがあって、そこへ向って走る感じ。一方、暖かくなってくるとそこいらへんが曖昧になってくる。つまりプラプラと意味も目的もなく、な感じだ。やがてもっと暖かくなると暑くて昼間なんか走れたものじゃない。となる。
 そんなで、ここ最近はプラプラ走りの日々なわけです。ところが今日(というか昨夜)はあることに気がついた。この無目的に思えるプラプラにも何かしらの法則性があるのだ。なぜってわたしはこの場所を、(本人としてはプラプラだけど)無意識に目指して走ってきたのだもの。これまで気づいていなかったけれど、どうやらわたしは年間を通して自分の領域をあるていど決まった時期や時間や季節の中で回遊しているようだ。と思った次第。
 
 写っている画像の、黒い森のところではちょうどこのときコノハズクが鳴いています。コノハズクは(なんとなく)だいたい春から初夏くらいにかけて、都内でもちょっと樹木の生い茂ったところで夜、不思議な鳴き声を響かせる。これが実にいいんだね。明るい東京の夜に、子供の頃のような暗闇を感じさせてくれるんだ。わたしはその声を聴くのがとても好きなんです。だからなんとなく無意識の意識の中で求めているもの。
 そしておそらくわたしのプラプラは今年の春のコノハズクの初鳴きに、ドンピシャのタイミングでたちあうことが出来たと思う。プラプラはただのプラプラじゃないんだ。記憶のどこかが季節(?)のどこかと無意識にそして密接に繋がっていて、そういうものを嗅ぎ分けてわたしのプラプラはでき上がっていた。冬は意識のどこかの欲求、春は無意識の中の欲求。おもしろい。かなりおもしろい。自分分析がおもしろい きょうの眺め 。

 世田谷のコノハズクはいつも19時30分ピッタリに鳴きはじめ、21時45分にその鳴き声をひそめる。今夜のコノハズクも同じだった。おもしろいなあ。

 

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