■前回の「ima」を見て、気付いていた人は「おっ!」なんて思っていたかもしれません。店の奥に置いてあったあれ。
昨夜はその「あれ」→『箱入り「KUWAHARA ET」の「箱」を眺めてビールを飲もう会』なんていうことがBONZの庭先および店内で開催されました。オーナーは長い間「KUWAHARA ET」と書かれた箱を愛でてきたN氏。古びたこの「箱」をこの先も一生愛し続けるらしい。その「箱」を眺めて皆でビールなわけですから、馬鹿な変態オヤジの集まりです。まあ、しかし本人達にとっては、ちょっとした誰それのシークレット・ライブ以上にfeverな集まりなわけですな。
そして箱は開封され、30年の時を経て「新車のKUWAHARA ET」は我々の目の前に姿を現したわけです。splendid !!
ETはいくつかのグラフィック違いやパーツ構成の違い、塗装の濃淡の違いやManufacturerの違いなんかがありますが、そのあたりのことをじっくりと観察することができました。「あー、なーるほどね」という感じ。ここにこのパーツだと、こっちはこれなわけね。あれ? ここ(のパーツ)はこんなだっけ? 盛り上がるモリアガル。そして30年目にして新たな発見もいくつか。
その後はなしは、映画「ET」の中のKUWAHARAのシーンごとの仕様の違い(市販型とは異なる)。このシーンではこんなことやってるなんていうことや、エリオットの服装、果ては劇中で食べてたものなんかにまで……。馬鹿だねぇ、みんな。しかしその馬鹿さ加減がいい感じですよ。
いやあ、おもしろかったぁ。
お出ましです。
パッケージングされたETの姿。お宝画像ですぜ。
もう興味津々でパーツ構成やグラフィックの仕様なんかを確かめます。ナイキが今日の正装ですね。
付属品箱の中にも今や貴重なあれやコレ。
これが本物。パッケージ用の封印テープもきれいに残ってます。
おっと! これが!!
ほほー!
やっぱりリプロとはまるで別物ですね。
逆サイドの眺めです。
エンドの丸穴のサイズまで計っちゃいました。
フロント・フォークのブレースが木製であるところに注目です。
そしていつしか夜はふけ、酔いは深まります。
昨夜はET以外のOLD KUWAHARAも集結。フレームパイプの太さ、フレーム角度、長さ、楕円度、エッジ、溶接目、Manufacturerごとの違い、メッキの質などなど話はつきませんや。どうであったのか? ということを知ることはこの上も無く貴重なことです。
しまいにゃ、翔ぼうとするオヤジ達。
昨夜の素晴らしい月夜に向かってね。
……そして、いつまでも馬鹿なオヤジでありたいものです。ciao!