■久しぶりにバックヤードの作業をやってきました。ふだん店ではできない、お客様の要望を現実にする作業です。たとえばチェーン・リングやフォーク、フレームの修正。折れ割れの補修、シングル・スピードだからこそ重要なチェーン・ラインの補正。パーツとパーツのマッチングをさせるための加工。マズイところの修理、レストア。などなど。
いつもBONZ がブログで紹介しているパーツやフレーム、コンプリート車などは、もちろんそんな心配はまったく無い状態のよい「自信ある」ものたちばかりなのですが、世の中、そしてOLD BMXの世界はそういうわけにもいかないもので……….。そうしてBONZの技術を望んでくれる仲間がいるということがうれしい！ そんなわけで真夜中の作業です。本日のメイン・メニューは、オークションで知らずに入手したフレームの割れ修理。そしてRedLineのフライト・クランク用チェーン・リングを普通のワンピース・クランクにマッチングさせる（意味わかる？）ような、クランク穴の拡大と段付け加工。もういまでは世の中に出回っていない、シート・ポストのシム製作。mongooseをスポーク・ホイールで乗るときのチェーン・ライン出しのためのハブ加工。フォークの曲がり修正。ハブのアクスルシャフトの平面加工。他、細かいことたくさん。
で、フライト・クランク専用のチェーン・リングも……
ほら、このとおり。
ちゃーんとマイクロ・メーターを使ってね。実直に、手を抜かず「あたりまえ」のことをやっています。嬉しいよねえ「これでOK」という、この瞬間。みんなの希望に「ポッ」と、歓びの明かりが灯るいまこのとき。そしてイレギュラーなシートチューブ径、あるいはシートポスト径でお困りのみなさんに対応すべく、ひとつひとつの削り出しでシムの製作数種。
OLD BMXは、「古いからこんなもの」とか「曲がっているのがあたりまえ」なんてことは決してないですよ。レストア、修理、「やりたいこと」など、気になることがあったら気軽にBONZに問い合わせてみてください。みなさんが “普通” のちゃんとしたOLD SCHOOL BMXを味わうために、BONZの技術と知識を御利用ください。そして売り手の方はもう少し心ある行動を。OLD SCHOOL BMXは実にまったくすばらしい乗り物なのであるから。
できあがったパーツを持って店に戻ったら、美しい朝焼け。清々しい冬の朝。いいね。これからますます自転車に乗ることが楽しい季節だよ。冬のOLD BMXは実に気持ちいいものね。
みんな、パーツお待たせ！ もちろんきょうも、BONZは普通に営業してますよ！
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