■御要望の多かったアシュタブラ・フォーク用の、ブレーキ・マウント・アダプターが完成しました。
最近の警察関係の方々の、ブレーキにまつわる取り締まりはかなりのものですね。ピスト系だけではなく、近ごろではBONZのお客さんのなかにも、(悪質でもないのに)最高で7〜8万円くらいの罰金を科せられた方がいらっしゃいます。リヤだけでストップできても、フロントにブレーキが装着されていなきゃダメらしい。
ところがOLD SCHOOL BMXの場合はフロントにブレーキがない車両も多いですよね。なぜって、それが昔のスタイルだから。どうしてって、それがOLD BMXの流儀だから。つまりは、それがかっこいいから。
でも、しかし、どうにも、絶対、フロントブレーキは取り付けなければならない流れらしい。というか、違法。現況で捕まります。
困った。
特にフロント・フォークにブレーキ装着用の穴が開いてないフォークの車両や、アシュタブラの様なブレード系のフォークの場合、フロントにブレーキを装着するにはもう、フォークを丸ごと別物に交換するか、某社のようなカッコ悪いアルミプレートのブレーキ・マウントを装着するしかないのが現状です。
で、ブレーキ穴が無いだけならば、TANGE の初期TXあたりでも穴を開ければいい(穴開けやりますよ)だけですが、ASHTABULAフォークを使用しているような車両は、プレートを着ければ、もうそれだけで雰囲気がまるで別物になっちゃいますよね。中には当時のアシュタブラにもブレーキ穴付きや、ブレーキ取り付け用アダプターが出ていたけれど、あれは正直、使い物になりません。構造上の問題だね。
そんなわけで、世界中のASHTABULA フォーク・オーナーに向けてBONZは「ブレーキを取り付けてしまえばほとんど目立たない」、アシュタブラ専用のフロント・ブレーキ・マウントを製作しました。
どうです? なかなかでしょう? 「ASHTABULAのフォークにブレーキを取り付けるなんて….」こんなふうに思う人もいるだろうけど、こうして見るとなかなかどうして悪くない。いや、かっこいいんじゃないかな。当時だってASHTABULAにフロントブレーキを取り付ける仕様があったわけだし(役に立たなかったけど)。そしてこのタイトな仕上がり! 苦労しましたよ。作りも頑強で、製作途中の無塗装の段階だとこんな感じ。削り出しのSS材で、ブレーキのアクスル・シャフトを固定するパーツをつくり、そこに削り出しで内側に溝を切った丸いマウント部分を溶接します。がっちりとね。これでASHTABULAフォークだって、お飾りじゃないガッチリとハードブレーキングができるフロント・ブレーキが実現します。取り付けるとこんな感じ。画像は目立つように無塗装のものを見せているけど。実際は黒いのでほぼ見えません。取り付けはASHTABULAフォークの補強ブレースにガッチリと固定です。実際のパーツはこんなふうにブラックペイントを施してあります。これがブレーキ本体の取り付け完了図。どう? いいでしょう。そしてほとんどマウント部分が見えないでしょう。実際はブレーキをケーブルで引っ張るから、もうちょいタイトな見た目になるね。
ASHTABULAフォークの道交法問題でお困りの方、これなら格好良く、スッキリとした見た目でガッツリ効くフロント・ブレーキが実現可能です。そしてこのつくり。BONZの自信作です。初期ロット以降は受注生産に変更するので、興味のある方はいまのうちに連絡ください!
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