■どう? きれいでしょう! ’78 のニッケルmongooseが入りましたよ! usedですがかなりいいです。この逞しい感じはmongooseならでは。いいよね。
ところで河原は初秋の草刈も終わり、夏のあいだのうっそうとした感じがさっぱりとして、かなりいい感じな眺めです。これで蚊もほとんどいなくなるね。そしてこれからの季節、走るぞ〜、の季節です。わたしはこの季節になると、小3の時、はじめて渋谷から北区の飛鳥山公園に遠乗りしたときのことを思いだします。その頃、そっち方面に友達がいたのです。普段なら、山手線に乗って新宿へ行き、新宿から赤羽線で赤羽駅、そこから京浜東北線で王子駅という道程。
いまから思うとたいした距離じゃあないんですが、その頃の自転車というものは自分の生活圏だけで活動するための道具でした。あの頃と比べるとスポーティーな自転車乗りも増えましたが、いまでもやはり自転車といえば生活圏乗り物の人が大多数でしょう。
しかし、考えてみると自転車というものは、駐車場、時間、渋滞、規制、環境……何にためらうこともなく、その生活(圏)という一線を超えることができるほぼ唯一の乗り物なのです。わたしはそれに気づいた小3の時、飛鳥山公園の頂上にあるちんちん電車(実物展示)の前で驚きのあまり思わず二輪ドリフトをきめてしまいました。
「たったいま、自分さえその気になればどこへでもいける」これ、凄いです。自分のまわりの世界が一変するような出来事です。
そのころの子供のあいだでは、わりとモデルガンが流行っていて、「遊ぼうぜ」となると、みんな何かしらのお気に入りの銃を腰からぶら下げたり、脇の下にぶら下げたりしていたわけですが、自転車で飛鳥山公園に着いてしまったわたしは、待ち合わせていた友達たちのS&Wや、COLTやモーゼルはさほど羨ましくもなく、ただただ渋谷から飛鳥山まで自転車で走ってしまったという事実に、押さえようもなく心を動かされていた。なにかとても大人になったような気がした、あるいは小学生のわたしには果てない冒険を達成したような一日でした。
ともあれ(笑)、これからの季節、夜が来るのはチト早いけど、街がキラキラ輝く季節でもありますね。走れば走っただけ何かが変わる気もします。OLD BMXで行く「ちょっと遠乗り」、ひょっとしたら人生が変わるほどの(笑)最高に楽しい余興です。
と、余談が長くなってしまいました。今回入荷の’78ニッケル mongoose、狂いやへこみキズもなく、オススメの一本です!
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