■「パサッ」と窓の方で音がしたので行ってみると、地面にメジロが転がっていた。まだ暖かくてうっすらと目を開けているようにも見える。気絶しただけだと思って手近にあったウエスにくるんで暖めた。「戻ってくる頃には部屋の中を飛び回っているかな」なんて思いながら食事に出て戻ると、彼女はすっかり冷たくなっていたよ。冷たい空を見上げた。一晩そのままおいてみたけど、その丸い目を開くことはなかった。小さな花壇に埋葬した。合掌。冬が去り往くよ。
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