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Mar 24 2015

きょうの眺め(27). OLD BMX SPECIALITY,BONZ BROS.

kaminari-mon■どうもいくつになっても「ぷらぷら癖」は止まないようだ。「大人げない」といわれればそれまでだが、宿題が終わらないのに草野球の打順が回ってくる子供のように、どうしても外へ出たくなることがある。そしてそれはあるとき突然やってくる。
 で、今日(昨日)は店を放置してちょっと出かけちゃった。まあ、月曜だし。留守番頼んだし…….。そんなわけで甲州街道をずんずん登って新宿駅南口を過ぎ、新宿御苑側道、大木戸坂下で外苑西通りをパス。靖国通り、防衛省前を通過して外堀通り後楽園を左にながめ秋葉原で左折、神田明神下、湯島天神下を通って不忍通り、中央通りで上野駅前を通過。わたしは江戸へ江戸へと向っている(気がする)。
 んで、雷門までやってきたよ。BONZのある狛江からはずいぶんな距離だ。ここでほっとひといき。心が「行きたい、行きたい」モードから見物モードに切り替わる。
 雷門には異国の方々がたくさんいた。こちらが異邦人になるね。「ホテル雷門」に泊まってみたいもんだなんて思いながら餡無しの人形焼きを食した。浅草寺の雷門から隅田川沿いに出ると、スカイツリーがやたらとでかく見える。こんなだ。sky-tree先端は雲の中。この感じは身体の何処かがざわざわっとする。実物をみたのは(ほぼ)はじめてだけど、わたしはあまり好みじゃないのかも。なんんというか物騒な感じだ。あるいは、でっかい照明器具にも見えるかな。でかい声で「ふ〜ん」と言ってみる。そしてぷらぷらゆらゆらと走る。このあたりは現代と近代が並立しているよ。それがおもしろい。time travelだなあ、なんて思いながら、原田真二を聴きつつ待乳山聖天でぱちりとシャッターを押すとこんなものが写った。しかも何枚も。me-なんじゃこりゃ。 
 紫で縦方向の楕円に怖じ気づいたわたしは、エレキテルな平賀源内先生の墓(待乳山聖天内じゃありません)で四方山の不思議を思う。そしてまた、源内先生もテスラの如く怪しい。gennai三毛猫が、ツーッと目の前を横切ったね。んー、きょうは帰ろう(笑)。だってかなり変な感じなんだもの。でもそういう錯視があるからリアルもある。そしてリアルは、もしかしたら浮世の泡なのかもしれないね。と、思えた きょうの眺め 。東京の中の江戸行きの旅は、異国で怖くて怪しい泡なのでありました。そして ぷらぷらするのはいくつになってもおもしろい。ちょっと怖くてもね。

 帰りに見えた上野のお山は、やたらとピンクなソメイヨシノが咲いていたよ。
ueno-no-oyama

 

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