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Oct 14 2016

きょうの眺め(141). OLD BMX SPECIALITY, BONZ BROS.

Apple-candy■「9月は” きょうの眺め ” が少なかったですね」とよくいわれる昨今。なんか最近「自転車もOLD SCHOOL BMXも乗らないけど ” きょうの眺め ” を見に来るという方がけっこういるらしい。ありがたいやら恐縮やら。ついでにいうと「なんで? 」と「乗ってよ! 」なわたしなのである……で、世間はもう、あちこちでお祭りである。実りを祝う豊穰祭のこのシーズン。1丁目でも4丁目でも、ひょっとしたら3丁目でも何がしかのお祭りをやっていたりする。スコーンと抜けた秋空に誘われてお祭りRunなんてのもいいな。「自転車なら車両通行止めでもいけるもんな」なんて夢想しながらすぐそこのお祭りをのぞいた。秋の匂いの中にひろがるソースの焦げる匂い。焼けるイカの匂いなんてのがいいね。そして風が少し冷たい。
 んで、生まれて初めて ” りんご飴 ” などというものを食してみた。わたしにとって、りんご飴はナンバーワンのお祭り食べ物じゃないのだ。だからこれまでの人生でお祭り=りんご飴という選択をしてこなかったのである。ところが、どうしてか祭りで賑わう境内を歩いていると、突然のように 「りんご飴の味を知らずしてどうする」という気持ちになった。たこ焼きは食った。イカ焼は食った。そんな状況でのりんご飴である。初りんご飴はやたらと甘い。甘くて、甘くて少し困った。しかしその達成感は中々なのである。キャンディー・アップルはmongooseのキャンディー・アップル・レッドに似ていた。アメリカ人のとっても好きな色である。シャクシャクとりんご飴を食す。うーん、甘い。そのときふと「ん? ひょっとして” りんご飴 ” ってアメリカの食べ物? 」と思った。ここで追究もせずに「そんな きょうの眺め」として〆てしまうのが きょうの眺め のいいところである。でもきょうは、何故かりんご飴についての調査をしてしまった。
 ” 博識のどなたか ” いわく、りんご飴とは1908年にアメリカの誰それ(もう忘れた)がはじめて作ったものだそう。なんだか頭で「カチッ」と音がした。そうか、そうだったのか。しかも欧米でのりんご飴は収穫祭での定番らしい。「りんご飴好き」なら「りんご飴=アメリカ=収穫祭」でカチッとなるのだろうが、わたしの場合は「りんご飴=キャンディー・アップル・レッド=mongoose」でカチッだった。この赤は’78mongooseや’65テレキャスター、あるいはマスタングなんかにつながる赤なのだ。そう思うとりんご飴の甘さも、そしてこの色も愛おしく思えてくるから不思議なもの。そしてわたしはシャクシャクとりんご飴を完食した。 甘いなぁ、な きょうの眺め . 「日本のりんご飴はいつどうして始ったの? 」という謎が残ったね。

 

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