■不肖BONZ BROS. モトマグ24をつくりました。 これがその ” MOTOMAG 24 ” です。
マングースに ” MOTOMAG ” という車種名は存在しません。みなさんがよくいう ” モトマグ ” ってのはカタログ上の スタンダード「mongoose」のことを指す、いわば愛称のようなもの。でも、この車両は車種名「MOTOMAG」の、しかも24インチ・ホイールを備えた特殊な機体 ” MOTOMAG 24 ” なんです。………どうしてって、わたしが命名した名称だから。
じつはこのMOTOMAG24は、よくみる ” OLD SCHOOL風BMX ” じゃなく、正真正銘本物のOLD SCHOOL BMXのフレームやパーツを使いさらにはBONZが考え編みだした機能パーツを盛り込んで造り上げた、BONZ BROS.製だけど本物のOLD SCHOOLなmongooseでもある、mongoose MOTOMAG 24なんですね。
いいでしょ。
普段BONZ狛江店には置いてあるし、BONZブログの写真の片隅や、雑誌などにも掲載されたことはあるので、どこかでちら見している方もいるかもしれない。でも、BONZ自身がこうしてこのMOTOMAG 24を紹介するのは今回が初めてのこと。それはこれまで6年の試行錯誤の開発時間を経て、作業工程の整合性も整え、やっと皆様からのオーダーをお受けすることができるようになったからです。この間、プロトタイプとして製作したのが日本国内で7台、アメリカに輸出した車両が6台、スエーデンに1台あまり。アメリカの方からの支持が意外に多いのが不思議ですが、いずれの車両も健全に、大きなトラブルが生じることなくいまも世界を走っています。
MOTOMAG 24の特徴は、何といってもちゃんとOLD SCHOOLであるということ。そして20インチのマングースよりもスポーティで速く、ラクチンだということ。BMX的おもしろさは20、24、26インチのマングースを凌ぐほどだということ。クルーザーとしてもゴキゲンな雰囲気とフィーリングを備えているということ。アメリカンであるということ、などなど。さらに依頼のご希望によっては、シングル・スピードはもちろん、最高で22速仕様まで設定することができるということ。☜もちろん(ほぼ)シングル・スピード・レーサーの見た目で。という感じ。ちなみに上の画像の車両は8段変速仕様にSurly24に使われるのと同サイズの極太タイヤを装備した機体です。
それぞれの車両の仕様はオーダーの内容によって異なりますので、もう一台一台が別物なのですが、変速仕様にすれば100キロくらいのツーリングも視野に入りますし、片道30キロの通勤も可能(やったことないけど)なはず。そのくらいの潜在能力はあると考えて大丈夫です。あの mongoose で!
●下の黒い機体はオーセンティックな1.75タイヤに、クルーザー・バー、プロファイル・クランクと7速ミッションを備えた軽快でアメリカンな仕様ですね。車に積むときや輪行するとき便利なように、クイック・レバーでフロント・ホイールを取り外し可能にしてあります。
●バリエーションは要望次第。これはすべてOLD SCHOOLなパーツにこだわって、コースター・ブレーキとシングル・スピードで作り上げたシンプル・クルーザー。スカッと陽気な感じです。OLD SCHOOL BMXを何台か持っていても、ついつい乗ってしまうのがMOTOMAG 24です。
●これはダートの林道を駆け下る目的で作られたダート・マシン。8速仕様ですからのぼりも中々ですが都会で乗るのもかっこいいと思う。BMX後半、MTB前のクランカーズ的解釈の車両をBONZがつくればこんな感じ。という感じですかね。その「自由自在」な精神的開放感は、現代のBMXより、MTBよりも上だとおもう。汲々としてない感じがいいんです。
そのようなわけで「MOTOMAG 24」つくります。でも、そんなにたくさんは作れません。それから、MOTOMAG 24はカスタム車両なのでフレームの改造やパーツの機能を変更したりします。ですから、製作にあたってはそれらフレームやパーツの持ち込み大歓迎。BONZの通常在庫はキレイすぎて、改造してしまうにはもったいないですから。
ともあれ、MOTOMAG 24……..自由自在に現代を泳ぐ、かなりいかしたDART COOLです。
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