◾️宝石のように美しい寒天をいただいた。BONZのこのブログは何故か自転車好き以外の読者も少なくないのであるが、そこでのお付き合いもまたおもしろ楽しいものがある。そんな縁の中で、トコロテン記事をお楽しみいただいた方からの寒天である。寒天は諏訪産の手づくりもので、極寒の長い期間、送り主ご本人が丹念に丹念に天日干しされて晒されたもの。
添えられたお手紙には行程だけではなく、その風土特有の人の暮らしが記してあった。たかだか寒天に、どうしてそこまでの手間を……と思えるようなことが見てとれる。それはすでに風習ともいえそうな高地の冬の営み。そして気持ちのよい人の心が通っていた。
そういう人の心っていいな。
よいものを作るという心は、それを受け取る誰かへ向けての心である。その誰かに向かって「よいものを届けたい」という心。現代では無くなってしまったかと思える心がわたしにはとても愛おしいと思える。そのような気持ちのいい方がこの世に存在するということにありがとう。なのでありました。
一方、海沿いのトコロテンと比して、山郷のトコロテンはクリアで上品な味わいが嬉しいのである。例えばシンプルな酢醤油だけではなく、少し出汁の効いたタレで…….この美しい寒天を崩してしまうのは惜しいけれど…… そんな きょうの眺め .
いただきます！
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