というのは冗談で、なぜかどうして、そこの部分は謎のまま、自転車乗りたちはあまねく倦んだ夏を置き去りに頭中妄想……。カラッと夏な徳島を目指してしまったのである。徳島にはOLD SCHOOL BMXの仲間もたくさんいる。四国ってどうしてなのかマニアックな方、多いんですよ。そんな方達が呼んでいるしね。清流があるしね。うどんが美味いしね。美しくて深い山があるしね。カツオも美味いしね。 海なんか渦を巻いているしね。飛行機でも電車でも船でも車でも自転車でも(方便です)意外や近いしね。徳島ラーメンいただいてみたいしね。うちんくこいやという人もいるしね。お魚お魚!! ダバダ!! ……….ああ………なんやかんや理由をつけて、出かけたいのです。
そんなある日、決行は東京からスタートして、それぞれ集まりつつ寄り道しつつ合流しつつ自転車を持って、電車や車や飛行機やらで徳島へ。けだし徳島に夏がある。なんて思ったかどうかは不明ですが、もう ” 徳島 ” ってことになっちゃったのよ。心が。妄想が!
そうそう、ご期待いただいていると申し訳ないのであらかじめお話ししますが、今回のブログに自転車は出てきません。だって夏を求めた徳島は、自転車を走らせないに足る雨だったのだもの。だからこれは旅行記事ではなくて「きょうの眺め」 。 しかしまあ、来ちゃった。ハハハ。
そうなってしまえばそれはそれ。雨でも、嵐でも、手管を駆使して自転車乗りは夏を捕まえようとするのですね。土砂降りでも。浅瀬でも。エメラルドの深淵でも。でも寒いから、落ち着きなく暑さを求めて移動するのです。
そうしてあっちの空が晴れているように思えると、そこへ行っては世間に汚い肌を晒すのですね。
しっかし、今日は自転車に乗らないと決めた自転車乗りが、こんなに食うものだとは新発見でございます。そしてそれは美味い方がいい。そんなふうに取りくむものも途上にあるおっさんたちの特徴にして特権ですかね。自転車のパーツくらいこだわるから。笑
それにしても太陽はほんの一瞬しか姿を見せてくれないのです。雨、雨、アメ。ポツポツの雨。どしゃどしゃの雨。
であるからして、仕方がないのでアマゴ(この地域ではアメゴ)をいただく。綺麗だね。
でもって雨でも水に浸かってみる。おっさんとは思えない声ではしゃぎながら。
ギャルや美しいおねーさんより、史跡や遺跡やおばあちゃん、海山川の方がしっくりウマが合うのも自転車乗りの特性かもしれません。その、なんと豊穣なことよ。
そんな きょうの眺め.
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