◾️忙しいのである。忙しさは忙しさを呼ぶ。で、それはそれでとっても嬉しいのであるがいつの間にか意識が飛んでいることがある。たまに気づいて「おーい 」と気持ちを呼び戻す今日この頃。そんなときにカンフル剤となるのは河原の眺めなんですね。多摩川は来店して何も買ってくれはしないけど、中々どうしてけっこうお世話になっているのだ。わたしの場合。
で、多摩川は台風19号での荒れ荒れ後、やたら急速に平穏を取り戻している。中州は消え、これまでになく太くなった流れは見慣れた多摩川とは別のもの。なんだかむかし時代劇でみたような河原（「素浪人 花山大吉」とか）なのである。そして少し残った地面はいつの間にやら新たな草原になりつつある。それは世の栄枯盛衰を目で見るようだ。少年サッカーの声、犬の散歩をするおばあちゃん、橋桁ではドラマ（？）の撮影、自転車で土手道を往く学校帰りの高校生。今こうして見る限りは平穏。平穏はいいね。とってもいい。ヨシキリが「グェっ」と鳴いて飛び去った。小田急線のホームの水銀燈が灯っている。そんな きょうの眺め .
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