◾️夕方「なんだか雨の匂いがするなあ」と思って河原へ行ったら、やたら眩しい夕焼けだった。暖かだ。そして藍色には鉤爪の痕のような白い月。どうしてか高校生くらいの頃、誰かとともにこの河原を歩いた記憶がよぎるのだった。
一方、個人的に人生初の布団を手に入れてみた。わたし、この歳まで寝具は寝袋だったのですよ。で、高級でもなんでもない（ちなみに寝袋は高級（笑）ね。）ただのちっぽけな布団なのだが、これがなかなかにすごい。だって起きようと思う時間に起きられないのだもの。纏い付くように安穏な睡眠なのである。そのようにして過ぎてゆく時間が、この後のわたしに何を起こすのか？ あるいは起こさないのか？ ちょっと興味深いのだ。どうしてって、夢が浮世の場面ではなくなってきている今日この頃。思い出した記憶も恐らくは布団のせいだ。そんな きょうの眺め .
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