◾️今日の東京は雨と風だった。嵐のような風雨がドンチャンとそそぎ、飽いてはぱたりと静まりかえる。そんな繰り返しだ。いまは風だけが多方向から吹いて道路を乾かしている。大きな水たまりが見る間に退けていくのだ。部屋の中で聞く風の音は……なんかいいな。
さておき、左の腕がほぼ動かない。付け根の少し上から痺れたような感覚がつきまとい、動かそうとしても反応がない。立ちあがって腕を垂直方向に垂らした状態で前方に15センチ、後方にゼロ、左右に4センチほどが可動範囲の限界だ。痛くないということもない(つまり痛い。笑)のだが、それよりも意思に対して無反応なところが不気味なのである。そして指先が外気温ほどに冷たいのだ。自転車なんかに乗ろうとするときは、右手で左手を持ちハンドルに添える。そうすれば掌はハンドルに乗っているけれど、左腕が自らハンドルを触ろうとはしない。「脱臼というのはこういうものだろうか? 」なんて思うのだが、痛くても動くという感じとはかなり違うんだなあ。湿布でもはるか? なんて思うのだが、ただ動かないだけなのでどの部位に湿布を貼るべきかもわからない。逡巡する心に水たまりの水面がゆれる。そんな きょうの眺め .
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