◾️今日は朝から丸の内、大手町、日本橋界隈にいた。狛江から世田谷通りを渋谷方向へ走り、明治通りで新宿方面、皇居のお堀をかすめ左回りして丸の内、大手町。通勤時間帯の都心である。
「そっち方面に行くのならマスクが必須よね」なんて想像して走った都心の、ジョギングや自転車やスクーターの方達はなぜかマスク着用者がいない。少なくともわたしの目に映ったところではそうだった。駅から仕事場へ歩く通勤者たちはみなさんきっちりとマスク着用なのだけれどね。
なんというか、その対比がなかなかであった。そして狛江あたりで店の前を通る人は誰しもほとんどがマスクをしているのに、丸の内方面ではそれが異なる不思議に鼻先が少しくらくらする。なんでかなー、なんて考えたけれどわからない。なにか都心には暗黙のルールか、あるいは新しい情報に基づいた新たな規範があるのかもしれないな。なんて想像した。高層ビル街をゆく。交差点で「不っ思議だなー」と呟いたら、信号待ちのマスク紳士が怪訝な顔でこちらを見た。つまりここではわたしの側が何かにあてはまっていない存在なわけだ。これから先、いろいろなものが矢つぎ早にその有り様や形態や慣例を入れ替えていくのだろうな。そう思った。そのような流れの中に自分は自分の身の置き所があるのだろうか？ 怪しい（笑）。
でもいいの。変わらないカタチが求められることだってあるかもしれないじゃん。薄曇りだった空は色を変え、街の陰影を深くする。「散切り頭 雨ひとしずく 開花する（字余）」 首が痛いほど見上げたビルの雲間から、雨が一粒落ちてきた。そのような きょうの眺め .
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