▪️寒いのである。☜毎年言っているのであるが、さむいっ。で、これも毎年言っているのであるが冬に着るものの捜索が続く昨今だ。今年は冬前から（これにて充分と思われる）新装備を追加して「寒さよ早よこい」というスタンスだったのである。が……さむい。
人は歳をとるほどに寒くなるというが、これはその現出であろうか？ わたしのように動かない系で（なんとなく）外仕事の場合、どのような高級高性能繊維も効力はなく、結局のところ革＋αが何よりも身体の温みを保ってくれる。で、今年はそれに追加することの期待される新装備だったのであるが、凍てつく寒さは服も身体も突き通して高出力（ハハハ）。夜の流星など見に行けば気絶してしまうかもで、なによりも首の寒さが凄いのだ。昨日今日などは寒さによる震えでガクガクし、まともに食事もできないあり様である。食すものを持つ手と身体の震えが微妙にミスマッチングして、口元まで運んだ食べ物をうまく口に放り込むことができないのよ。
「おかしいなあ」「困ったなあ」。このあいだ健診に行った病院で「もう歳が歳なのですから、なんて言われたしなあ」なんてあぐねていたら、先ほど積み重ねた服たちの下の方から一枚の首元までジップ・アップするシャツを発見した。「！」これである。そうそう、これこれ。これを忘れていたのだ。それで一転。これまでの寒さは新装備を加えた暖かさでぬくぬくぬくぬく。凄いなあ衣服って。先程までの意気地なしなわたしを「新大陸でも見に行くか」という気分に変えてくれる。そういう性能を有する服って好きだな。毎年のことだけれど、この先も服の捜索（というより掘り起こしなのだけど）は続き、冬が終わる頃にはよい具合に冬に無敵なわたしになる。
一方、冬の輝きは素晴らしいことになっていて、昨年の冬よりもはるかにキラキラした冬がここにある。いいよね。冬装備に身を包み、お気に入りの自転車に乗って出かけなきゃ。な密度である。この時期、これから、自転車だけの世界がそこにある。そんな きょうの眺め .
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