■こんなの作りましたよ! DIA-COMPE用のブレーキ・キャリパー・オフセット・ボルトです。写真の向かって右がノーマルで、左側の角張った段違いのボルトがオフセット・ボルト。こんなものがあるなんて、オールドBMXが現役だった当時を憶えている者しか知らない(?)パーツですが、わたしは長い間これが欲しかった!
わかります? これはシンプルにいうと、ブレーキ・キャリパーの位置を通常よりしたに下げて(1.2cm)セッティングできるボルトなんです。
つまり、
こういう状態が(赤い→に注目)……..
こんなふうにセッティングできるわけです! 結果、ブレーキ・パッドが現在よりも上の位置でセッティングできますね。
そうするとピポッド・ボルトから、作用点であるブレーキ・パッドまでの距離が短くなります。よって、ブレーキ・レバーの曳きストロークが短くできる。もちろん効きもよくなる。軽い握りでより強力にブレーキングできるようになる。キャリパーの選択肢が広がる。リヤ・ハブの軸をリヤ・エンドの中で後方にセッティングすることが出来る(リヤホイールを前方から後方まで自在にセットできる)。そして何よりフィーリングがよくなりますね。これはいいです。僅かな違いですが、人間の感覚ってそういうところにとても敏感ですよね。これを装着することによって、OLD SCHOOL BMXの車体セッティングの幅がグンっと広がるわけです。
効能はそれだけではなく、最近やたらと品薄なフロント・ブレーキ・キャリパーをリヤ・ブレーキ・キャリパーから転用することができます。どういうことかというと、お持ちのリヤ・キャリパーのピボット・ボルトを、このオフセット・ボルトに交換するだけでリヤ用がフロント用のブレーキ・キャリパーに早変わりしますね。ブレーキ・パッド位置がキャリパーの中で上方に変わるので、タッチや効きもノーマルよりよい感じです。
OLD SCHOOL BMXが現役だった当時は、実戦に則した効果的なモデファイとして「DIA-COMPE使い」のかなりの人たちがこれを装着していました。
ところが正直なところ、当時のDIA-COMPE純正品はあんまり材質がよくなかった。下は往時のカタログ画像ですが、どうしてか取り付けて一週間もするとメッキが剥げて………。そんなわけで使える状態で残っているオフセット・ボルトはほとんどないのが現状です。しかし! 「あの」オフセット・ピボット・ボルトはよかった。あれを何とかもういちど使ってみたい! なのでBONZは当時のDIA-COMPEオリジナルの形/サイズはそのままに、より精度と材質をグレード・アップしてあらたにBONZ製オフセット・ピボット・ボルトを製作。直径30mm、奥行き65MMのSUS303材(ステンレス)ムク丸棒から削り出し、手間ひまかけてこいつを再現しました! もちろん剛性も持ちも当時のオリジナルより遥かに上!
どーです。この出来! この感じ! いいでしょう。地味なパーツですが効果は良好! オールドBMXの当時の感じと、違いの解る人のみに少量だけおわけします。
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