■BOTTEMA RACING フォークが入荷です。「BOTTEMA RACING」って書くとなんともいえずコンペティティブな感じがするけど、カタカナで「ボッテマ」と書くとなんだかボテッとした感じに聞こえる（笑）。ともあれ「あの」伝説のライダー、Jeff Bottemaのフォークです。BONZ のサイト・トップの「Bikes」にポインターを持っていったところの画像一番手前にいる、DGに跨ったブロンド長髪の少年がJeff Bottemaだね。なぜ伝説かって、そりゃあ彼が圧倒的に速かったから。TWO WHEELER’SもWEBCOもDGも、Jeff Bottemaがチームにいたから有名になったところもある（かなり以前にMurrayの記事でちょっとだけ書いたことがあるね）。このBOTTEMA RACING FORKはそういうカリスマがレースのために作った理想のフォークというわけ。
フォークの全長からするとちょっと上目に取り付けられたドロップアウトが特徴的なこのBOTTEMA フォークのフォルムは、見た目にちょっとオートバイのフォークっぽい。そんなところになんとも魅かれてしまうわけだけれど、フォーク自体の性能としては外的入力に対しての吸収性が良く、とても安定志向だとといえる。ホイールの軸がフォーク下端から5センチくらい上にあるから、よりパワフルなハンドリングも可能だね。当時のカタログに見る 4130 Chromolyのhandmadeで、バックにはでかでかと「superior」と書かれた誇らしげな記載は、その頃としては（現代もたいして変わらないけど）最高の材質の最高の材料を手づくりで組み上げたまさに「最高」のフォークだったということなんだね。
リアルタイムのわたしはこのフォークに憧れながらも入手することはできなかったけれど、今回入荷分の中から一本、自分用のBOTTEMA フォークを確保してみた。使ってみてわかったのは、他ではちょっと味わえない操縦性ということ。なんというか「これなら行ける」という感じがとても強いフォークだね。それは普段使いのアスファルトの上でも同じ感覚。「強靭」「頼りになる」そんな感じ。いいよ。これ。そしてこのBOTTEMA FORK、車両に取り付けたときの見た目の「感じ」が実にいい。いまでも探しているひとが多い、レア・アイテムだということがよくわかる銘品だね。今回の入荷はBOTTEMAのグラフィックが旧書体の赤文字と白文字の2バージョン。クローム・メッキ仕様のNOSもので、20インチ用の他に24インチと26インチ用が少量だけ入っています。
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