■ここ二ヶ月くらい「どうにか、エンドやアクスル・シャフトにダメージを与えず、それでいて誰でも簡単にリア・ホイールの位置決めができるチェーン・テンショナーは作れないものか? 」「しかも格好良く! 」なんて思って、ず〜と、考えては作り、作っては試しの繰り返しを続けていました。試行錯誤ですね。BMXのエンド部分てけっこう無防備でしょ? リア・アクスルのボルトをきつく締めれば締めるほどエンドにはボルトがめり込んでいき、深〜いボルト傷が残る。酷いのはもうミリ単位の深いキズになる。そしてチェーン・テンショナーをかませると、これはこれでまた妙なキズが新たに発生したりする。しかもホイールや、テンショナーが気持ちの悪い斜め掛けで収まって「これでいいんかい!? 」なんていうことも。
こういうの嫌だったんですよね。普段ウチで扱うフレームは、けっこう状態のいいものが多いから、アクスル・ボルトを締めつけるたび、心の中で「あ〜….」なんて悲鳴を上げていたわけなんです。←エンドの気持ちですね(笑)。
で、考えに考え、作りにつくってやっと納得のいくチェーンテンショナーが完成しましたよ。
これです。
どうです? スマートでしょう? こいつはチェーン引きというよりは「チェーン押し」。で、アクスル・シャフトに組み込んだワッシャーをエンド溝基部に仕掛けたボルトで押してやる。押してやることによってアクスルの正確な位置決めと固定ができる用に考えたものですね。クックブロスのチェーン押しにヒントを得て形にしました。これだとほとんどの部分がフローティング状態にセットできるので、アクスルナット以外どこにもキズがつかない! 位置決めがやたらと楽! しかも軽い! とどこをとってもよいことづくめのチェーン・テンショナーです。いかにもレーシングマシンというか、無駄なものを削ぎ落としたこの感じ、たまんないでしょ? 笑 プロっぽいよね。
いっぽう、すでにエンド部分にキズがある車両用(もちろん傷がない車両にもばっちりかっこいいけれど)に考えたのがこっち。こっちはこっちで、ポンっと取り付ければガタガタのエンド部分を覆い隠し、かつガタガタが解消されるので安定したチェーンの位置を保つことができるもの。見た目も、とっても良くなります。こっちはチェーン引きです。
取り付けるとこんな感じ。名付けて「エンドセイバー(END SAVER)」。
どちらも「チェーン押し」も「エンドセイバー」もBONZの思い入れがつまった削り出しパーツです。興味のある方は連絡ください。
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